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息切れ外来

息切れとは

より快適に日常生活を送ることはみんなが求めている目標であり,慢性呼吸器疾患患者さんもその例外でありません。患者さんから生活の快適さを奪っているのが息切れ(呼吸困難)という不快な感覚です。そのために、患者さんはしばしば身体活動を避けようとします。身体活動とは散歩などの運動を自発的にすることを指します。一方、長年にわたる調査から活動を避けることは患者さんに害をもたらす敵であることがわかってきました。座ってばかり,横になってばかりの生活は体調を崩し,筋肉を弱くし疲れやすくします。その結果、息切れがさらに強くなって自発的に動こうとしなくなるという悪循環に陥ってしまいます。COPD(慢性閉塞性肺疾患)では,身体活動量が減少することでQOL(生活の質)だけでなく生命予後も悪化するといわれています。

慢性呼吸器疾患患者さんの息切れを軽くし、より快適な日常生活を送ってもらうことを目的に開設されたのが息切れ外来です。

息切れ外来

当院で、息切れ外来が開設されたのは2009年6月です。それ以来、既に薬物療法やHOT(在宅酸素療法)を受けていて、慢性の息切れを抱えているCOPDや間質性肺炎などの患者さんの診療をしています。当外来では、薬物療法は行いません。まず、患者さんとご家族に①息切れに伴う弊害、②息切れを軽くしQOLの向上を図るためには身体活動が大切であることを理解していただきます。息切れといってもその程度は、階段や坂を上るときにだけ感じるからトイレに行くのも休み休み歩いてまで様々なので、患者さん一人ひとりの状態に合わせた方法で息切れ軽減を図っています。そして、必要と判断されれば当院で呼吸リハビリテーションを行います。

息切れでお困りの慢性呼吸器疾患患者さんがいらっしゃいましたら、当院息切れ外来受診を一度お勧め下さい。

診察日について

息切れ外来診療体制(毎週火曜日(要予約)となります。)

月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
午前 吉田
午後


呼吸ケアリハビリセンター長
呼吸ケア診療科医師
吉田直之
(よしだ なおゆき)