臨床検査部
患者さんへ
臨床検査部は、採血室、検体検査室、細菌検査室、生理機能検査室からなり、医師が患者さんの身体の状態を知るのに必要な情報(臨床検査)を、患者さんと医師に診療前に迅速提供する為に主に院内検査で実施しています。毎年、日本医師会、臨床衛生技師会等の外部精度管理にも合格しています。
本館41・43番の採血室は、朝8時より夕方16時半まで、主に外来患者さんの採血、採尿を行っています。採血室や外来、入院病棟からの検体を検体検査室や細菌検査室で専門性を有した臨床検査技師が詳細な解析を実施しています。特に細菌検査室は市中病院としてはまれなバイオセーフテイ3レベルの部屋を持ち、安全な検査をしています。
また、本館37・38番の生理機能検査室は、体の構造や機能に関する様々な情報を調べる生理機能検査の内、当院では各種の超音波検査、血圧脈波検査、心電図、呼吸機能検査、の他にピロリ菌検査の呼気採取等を行っております。
専門家・学生の方へ
臨床検査部
臨床検査部は、検体検査室、採血室、細菌検査室、生理機能検査室からなり、放射線診断部、病理診断部と共に医療の提供の上で必要な検査情報を出来る限り院内検査で迅速に実施しています。
現在、スタッフは総勢29名で、臨床検査専門医1名、臨床検査技師17名(内、細胞検査士7名、超音波検査士4名、緊急検査士2名、二級検査士・病理学4名、血液学2名、微生物学1名、認定臨床微生物検査技師1名、認定救急検査技師1名)、非常勤職員11名です。臨床医や医事課の基に運営している臨床検査委員会の管理下に、毎年、日本医師会・日本臨床衛生技師会等の外部精度管理を担保した検査を実施しています。
検体検査室
検体検査室では、患者さんから採取した血液、尿、体腔液などの検体を使った様々な検査と輸血に関する検査を内部精度管理している機器で実施しています。
採血室
主に外来患者さんの採血、採尿を行っています。尿中の蛋白、糖、潜血、便潜血の有無などを調べる定性や尿中の赤血球や上皮細胞などの有形成分を顕微鏡で観察する沈査を調べる一般検査なども実施しています。
細菌検査室
細菌検査室では、結核菌の他、食中毒を起こす大腸菌O157やサルモネラ菌、肺炎を起こす肺炎球菌、冬に流行するインフルエンザウイルスなど、いろいろな感染症の原因菌やウイルスを探し出す仕事を行っています。当院では、結核菌の安全な検査の為にバイオセーフテイ3レベルの部屋があります。また、適切な治療を行うために必要な、薬剤感受性試験も行っています。
生理機能検査室
生理機能検査とは体の構造や機能に関する様々な情報を調べる検査です。当院では以下の生理機能検査 が実施できます。
- 心電図、負荷心電図(歩行負荷、マスター階段負荷、 トレッドミル)、ホルター心電図、呼吸機能検査、血圧脈波検査
- 超音波検査(心臓、腹部、甲状腺、頚動脈、乳房、深部静脈、表在など)
- 脳波検査
- ビロリ菌呼気検査