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診療案内

内視鏡診療部門

内視鏡科について ー診療科のご案内(科目別)ー

現在では内視鏡は消化器疾患の診断のみならず、治療にも広く用いられています。 当院では、地域に開かれた内視鏡室として、内視鏡での検査、治療に積極的に取り組んでいます。
消化器内視鏡検査の希望者は、当院の消化器外来を受診するか、またはお近くの登録医にて予約してください。また、検査の際、必要に応じて胃腸の動きを抑える薬や鎮静剤を使用しますので検査後は自動車やバイク、自転車などの運転はおやめ下さい。

内視鏡検査の種類

上部消化管内視鏡検査
  • 一般的な検査
  • ポリープ切除(内視鏡的粘膜切除)
  • 消化管出血に対する止血術
  • 経皮内視鏡的胃瘻増設術(PEG)など
下部消化管内視鏡検査
  • 一般的な検査
  • ポリープ切除(内視鏡的粘膜切除)など
内視鏡的膵胆管造影(ERCP)
  • 総胆管結石に対する内視鏡的結石除去術に伴う処置
  • 内視鏡的逆行性経鼻的胆道ドレナージ
  • 内視鏡的胆管ステント留置など
気管支鏡検査
  • 血痰精査、気管支鏡下肺生検、気管支肺胞洗浄
  • 気管支塞栓術
  • 気管支異物除去
  • 気管支内ステント留置

診療実績

詳細は診療実績ページをご覧ください。

内視鏡科 呼吸器内視鏡部門について

呼吸器内視鏡(気管支鏡ともいいます)は呼吸器内科・呼吸器外科の医師が検査を担当します。当院は日本呼吸器内視鏡学会認定施設であり、気管支鏡専門医12名、同指導医6名が所属しています。適切な準備、合併症予防対策を行い、常に手技の見直しを重ねることで安全かつ診断精度の高い検査を目指しています。

診療内容

診断の対象となる疾患は、悪性腫瘍(肺癌や悪性リンパ腫など)、びまん性肺疾患(間質性肺炎、サルコイドーシスなど)、呼吸器感染症(肺結核や非結核性抗酸菌症など)があります。治療的内視鏡として難治性気胸に対する気管支塞栓術(EWS)や、気道狭窄に対する気管支ステント留置などを行っています。年間検査・治療件数は約600件です。

クライオバイオプシーの紹介

2024年5月から経気管支クライオバイオプシー(凍結生検法)という新しい検査を開始しました。専用のクライオプローブ・凍結装置を用いて、病変の一部を凍結させて検体を採取します。従来の鉗子を用いた経気管支肺生検法と比べると検体サイズが大きく、挫滅(損傷)の少ない検体を採取できることがメリットです。これにより肺癌の遺伝子検査や間質性肺炎の病型診断の精度向上が期待でき、より適切な治療を提供できる可能性が高くなります。
検体サイズが大きくなる分、出血や気胸などの合併症はやや増えるとされていますが、予防対策を適切に行い、大きな合併症や事故なく検査を行っております。

検査・治療件数と手技の内訳

年度
気管支鏡検査総数
2021年度
591件
2022年度
621件
2023年度
571件
経気管支肺生検(ガイドシース使用) 300 305 288
経気管支肺生検(ガイドシース非使用) 142 143 137
気管支肺胞洗浄 123 119 114
EBUS-TBNA(経気管支リンパ節生検) 69 73 59
治療
(ステント留置、APC、EWSなど)
28 39 21
その他
(ブラシand/or気管支洗浄など)
41 42 57
内腔観察 37 47 38