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当院呼吸器外科を紹介します!


 呼吸器センター外科について紹介いたします。当科の歴史は古く1948年に複十字病院の前身である結核療養所の呼吸器外科部門として誕生しました。
これまでに行った肺切除手術件数は8,500例を超えています(2023年3月末現在)。現在4名の呼吸器外科専門医がスタッフとして診療にあたり年間200件を超える手術を行っています。
いずれの手術でも患者さんの負担が軽くなるよう可能な限り胸腔鏡を使った手術を行っています。

 当院は北多摩北部に2病院しかない肺がんの東京都がん診療連携協力病院に指定されています。肺がんについては多職種(呼吸器外科医、呼吸器内科医、放射線科医、薬剤師、理学療法士など)が参加して毎週開催される合同肺がんカンファレンス(キャンサーボード)で患者さんの治療方針を決めています。

 また当科の特徴として、肺がん、縦隔腫瘍、自然気胸などの手術だけでなく、肺結核、肺非結核性抗酸菌症、肺真菌症、膿胸といった呼吸器感染症の手術も行っています。結核が国民病であった時代と比べて現在では感染症の手術に精通している呼吸器外科医は少なくなっており当科は貴重な存在になっています。そのため治療に難渋している呼吸器感染症の患者さんが全国から紹介されてきます。呼吸器感染症についても多職種が参加する合同カンファレンスを毎月開催して患者さんの治療方針を決めています。

 セカンドオピニオンも随時受け付けておりますので、治療方針に悩まれている方がおられましたらいつでもご相談ください。では今後ともよろしくお願いいたします。

文責:白石裕治

 
呼吸器外科