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病院概要

病院長挨拶

ご挨拶

公益財団法人結核予防会複十字病院
院長 工藤翔二

2025年4月から、大田健院長の後を継いで病院長に就任しました。私は、2008年から6年間、病院長を務めましたので、今度で2回目になります。この間も結核予防会理事長など、複十字病院と関わり続けてきましたので、再び院長職をお引き受けしました。

当院は長年、「呼吸器疾患」、「がん」、「生活習慣病」を柱に医療を進めてきました。

呼吸器疾患では、肺がんはもとより非結核性抗酸菌症、間質性肺炎、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、気管支喘息など。様々な呼吸器疾患の診断と治療、そして呼吸リハビリテーションを行っています。複十字病院は東京都難病医療協力病院、東京都アレルギー疾患医療専門病院です。また、結核診療については、隣接する結核研究所の協力を得て、東日本唯一の結核高度専門施設になっています。
 
がんの診療については、東京都がん診療連携協力病院として、とりわけ肺がん、大腸がん、乳がんの診療に力を入れています。CT、MRI、PET/CTなどを駆使した専門的な診断から、内視鏡手術、外来化学療法、放射線治療など高度ながん診療、そして緩和ケア医療(26床)まで、総合的な診療を行っています。
 
生活習慣病の領域では「万病の元」である糖尿病や睡眠時無呼吸症候群の専門医療とともに、増え続ける認知症に対して東京都地域連携型認知症疾患医療センターの役割を果たしています。また、健康管理センターでは健診・人間ドックによる予防医療に力を入れています。
 
複十字病院は、東京都指定二次救急医療機関として、年間1,000台を超える救急車を受け入れる急性期病院です。先のコロナ禍では、1,000名を超える入院医療を含め、4,000人以上の患者様に対応してきました。
 
複十字病院は、清瀬市医師会、北多摩医師会のもとで、地域医療の連携を大切にしてきました。複十字病院「登録医会」(2003年発足)には、350を超える医療機関が参加してくださっています。現在、当院は地域医療の要となる東京都地域医療支援病院です。
 
複十字病院は職員一同、患者様の期待に応えるべく、これからも医療の質の向上に努めてまいります。よろしくお願いします。

略歴

1967年東京大学医学部卒業。東京大学第三内科、都立駒込病院、日本医科大学教授、複十字病院院長、結核予防会理事長、理事長特別参与を経て、2025年4月より現職。日本医科大学名誉教授。この間、日本呼吸器学会理事長、厚生労働省特定疾患びまん性肺疾患調査研究班長など。志賀潔・秦佐八郎記念賞、日本医師会優功賞、環境大臣賞、厚生労働大臣功労賞、保健文化賞、ヘルシーソサエティ賞などを受賞。

専門分野

呼吸器内科学