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喫煙者の方々ならびに、禁煙させたい人が周囲にいる方々へ
昔、風邪は万病のもと、今タバコは万死のもと。
悪いとわかっているけれど、やめられない。
悪い習慣を変えるには、悪い習慣(喫煙)に対する意識と行動を変えることが重要です。
タバコが健康を害する事は広く知られていますが、多くの方は肺がんの原因になるくらいのことしか理解しておりません。確かに統計的には喫煙者の十人に一人は肺がんで死亡しますが、大きな問題に成りつつあるのがCOPD(慢性閉塞性肺疾患)です。
以前は、肺気腫や慢性気管支炎と呼ばれていた病気の総称で、喫煙により気管支や肺が障害され呼吸の役割である、酸素の取込みと二酸化炭素の排出が正常に出来なくなり、鼻にチューブをつけ酸素を吸わなければ生命を維持しにくくなる病気です。21世紀の国民病と目され、世界的にも2010年代には死亡原因の第3位になると推測されています。
呼吸器系疾患のみならず、胃潰瘍、動脈硬化の悪化から心筋梗塞や脳梗塞なども多くなり、まさに全身の疾患の原因と成ります。そしてこれらの疾患は、喫煙者のみならず生活をともにしている家族にも受動喫煙によって起こりえるのです。
止めにくい原因は二つの依存にあり、一つはニコチン依存、もう一つは習慣依存です。
ニコチン依存は、ニコチンが体に入ると快感を、体から出ると不快感を生じるために起こる、麻薬依存や覚せい剤依存と同じ薬物依存(中毒)です。これは自分の意志だけでは抜け出しにくい依存です。
習慣依存は、1年365日、毎日毎日、「食事の後に一服」「トイレの後に一服」「仕事の一段落に一服」「イライラしたら一服」などの同じ行動を数十年間も繰り返すことによって形成される条件反射の一種で、条件反射より高次の大脳レベルで形成されるので条件結合と呼ばれる生理現象がその正体です。これは自分の意志でしか修正できない依存です。
ニコチン依存に対しては、タバコ以外の方法でニコチンを摂取し、その量を徐々に少なくして慣らして行く「ニコチン置換療法」が有効です。具体的にはニコチンを含むシール(パッチ)やガムを使用します
習慣依存に対しては、日常生活の中でどのような行動や精神状態が喫煙の引き金(トリガー)になっているかを見つけてもらい、そのような行動に近づかないようにする「君子危うきに近寄らず療法」などが有効です。習慣とは「行動パターン」のことであり、「行動パターン」を変えるには同じ「行動パターン」を繰り返していては、決して「行動パターン」は変わりません。「行動パターン」を変えるには新しい「行動パターン」を身につけることが何よりも重要です。
期間は約3ヶ月間(標準通院回数は5回、6回目以降は自費になります)費用は保険適用で3割負担の場合約12,000円程度です。
タバコに対する意識を変える、タバコに対する行動を変える、 日常生活の中でのちょっとしたコツを説明し、ニコチンパッチ(ニコチンを含んだシール)の使用法を説明します。
そう難しいことではありません、禁煙への一歩を踏み出してみませんか?
※完全予約制になります。(水曜日:午後1時〜4時30分、金曜日:午後3時〜5時)
