複十字病院は昭和14年に設立された財団法人結核予防会を母体とし昭和22年に結核研究所臨床部として発足しました。その後、結核研究所付属療養所から結核研究所付属病院と名称を変更するとともに、機能の充実を図り、平成元年に複十字病院となりました。
臨床部発足当時は結核の死亡率が187.2(対人口10万人)と他の疾病と比べて飛びぬけて高く、不治の病と恐れられ、国民病、亡国病などと呼ばれていました。当院は、当時から我が国の結核治療の中心的存在であり、結核対策の先導役を担って結核撲滅に努力を重ねてきました。結核の減少後はそれまでに培われた基盤を元に、喘息、慢性呼吸不全等を含む呼吸器疾患全般の診療を行い、特に肺癌については、外科治療の他に化学療法、放射線治療など積極的な治療を実施しています。昭和52年には、消化器が開設され、上部・下部消化管、肝臓、胆嚢、膵臓疾患の診療を開始し、現在では内視鏡や腹腔鏡下手術、急性腹症、乳腺外科を含む一般外科および糖尿病治療にも本格的に取り組んでいます。
平成10年には整形外科、神経内科病棟を開設し、現在急激に進みつつある超高齢社会に向けて、急性期一般病棟としての機能を拡充しました。在宅医療についても、医師、看護婦、理学療法士がチームを作って取り組んでいます。併設の健康管理センターでは人間ドックを実施し、政管健保の他、各種健康保険組合の指定を受け病院と一体となって予防医学に力を尽くし、市民健診や事業所健診にも力を注いでいます。近隣の医療機関との連携を深めるために平成12年からは地域連携室を開設し紹介患者の受け入れを効率し、カルテ開示の窓口業務も行うようにいたしました。PET/CT、CT、MRI、r-カメラなど についても近隣の医療機関にご利用頂いております。
| 昭和14年(1939年) 5月 | 財団法人結核予防会設立 総裁は秩父宮妃殿下 |
| 昭和22年(1947年) 11月 | 結核研究所臨床部に病棟開設(152床) |
| 昭和33年(1958年) 4月 | 結核研究所から独立 結核研究所付属療養所になる(635床) |
| 昭和51年(1976年) 11月 | 本館を新築 |
| 昭和52年(1977年) 2月 | 結核研究所付属病院に名称変更 |
| 昭和63年(1988年) 11月 | 中央館を新築 |
| 平成元年(1989年) 6月 | 複十字病院に名称変更 |
| 平成 6年(1994年) 4月 | 本会総裁に秋篠宮妃殿下、 秩父宮妃殿下は名誉総裁になられる |
| 平成 8年(1996年) 4月 | 訪問看護開始 |
| 平成 9年(1997年) 12月 | 南館、新外来棟を新築 (本館195床、中央館97床、南館88床) |
| 平成10年(1998年) 6月 | 健康管理センターで人間ドック開始 |
| 平成10年(1998年) 6月 | 整形外科、神経内科病棟開設 |
| 平成11年(1999年) 8月 | 病院機能評価認定病院認定取得 |
| 平成11年(1999年) 10月 | 訪問診療開始 |
| 平成12年(2000年) 8月 | 結核病棟の一部を多剤耐性結核病棟専門施設へ改修 |
| 平成14年(2002年) 2月 | 療養型病棟開設 |
| 平成16年(2004年) 4月 | 乳がん検診開始 |
| 平成16年(2004年) 8月 | 病院機能評価認定病院認定更新 |
| 平成17年(2005年) 10月 | PET/CT検査開始 |
| 平成18年(2006年) 8月 | 外来化学療法開始 |
