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診療案内

放射線科(PET・核医学部門)

PET・核医学科の紹介

核医学検査とは、放射性同位元素(radioisotope:RI)を診断に利用する検査で、RIを体内に投与して体内の標的臓器から出る放射線を画像化して生体の機能および形態を調べる検査です。当院では、2種類の装置を使用して検査を行っています。PET/CT装置(使用核種:18F)は、PET(陽電子断層撮影)とCT(コンピューター断層撮影)を撮像することにより2つの画像の融合画像を作製することができる装置です。当院では2005年から導入しており、保険適応疾患も当初より拡大され、早期胃癌以外の悪性腫瘍の病期診断や再発診断、また条件によりますがサルコイドーシスや心筋梗塞などの心疾患、脳腫瘍の悪性度やてんかんなど脳疾患の検査に利用されます。またこの装置は、都内でも42施設(2016年1月1日現在)しかなく、登録医を始め多くの医療機関との共同利用を目指しています。

ガンマカメラ装置(使用核種:99mTc、201Tl、67Ga、123Iなど)は、体内に注射又は吸引した放射性物質からでた放射線を撮像する装置です。骨、脳、心筋、腎臓、甲状腺、肺など部位によって使用する薬剤を変える事によりさまざまな臓器の機能などを調べる事ができます。当院では2017年5月には更新される予定で、特に脳血流シンチやダットスキャンでアルツハイマー型認知症とレビー小体型認知症やパーキンソン病との鑑別を中心に更なる検査の需要が期待されます。これら核医学検査のほか、核医学治療としてアイソトープの内用療法(メタストロン)による骨転移に対する骨疼痛緩和療法や223Raによる骨転移を有する去勢抵抗性前立腺癌の治療を行うことができます。

医師紹介

所属氏名
放射線診療部長(PET・核医学)
渡邊 俊明 (わたなべ としあき)
卒業年次
弘前大学医学部医学科 昭和57年卒
専門分野
放射線診断・核医学診断
資格・学会
日本医学放射線学会 放射線診断専門医・研修指導医
日本核医学会 認定医
日本核医学会 PET核医学認定医
日本核医学会 核医学専門医