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診療案内

乳腺外科

患者さんへ

当センターは、乳がん治療において、標準治療に則ったQOL(生活の質)の高い医療を患者さんに提供することを目標に診療に取り組んでいます。

美容性の高い美しい乳房を残す手術

「内視鏡補助下乳腺部分切除術」(2005年開始)および「乳腺全摘後同時再建手術」(2015年開始)を行っています。現在(2022年末)までに合わせて614例行っています。
複十字病院で行っている乳がん内視鏡手術

乳がん術後の後遺症の回避

乳がん術後の患側上肢のむくみや運動制限を軽減する目的で「センチネルリンパ節生検(SNB)」(2006年開始)と「リンパ浮腫外来」(2007年開始)(現在自費診療)に取り組んでいます。

各職種の専門性を生かしたきめ細かいケア

他の多くの部署との連携による「チーム医療」を実践しています。

各種遺伝子検査

「遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)」(2015年開始)や術後の治療方針を決定する遺伝子検査(OncotypeDX)を行っています(一部保険適応外)。

情報提供

当センター主催の市民公開講座は年に1回、また複十字病院乳がん患者の会「秋桜の会」が現在週1回の患者サロンと年2回のおしゃべり会を開催しています。

複十字病院乳腺科患者会「秋桜の会」

お互いの体験や経験をお話しし、励ましあったり共感しあったりする時間を持てる「秋桜の会」「秋桜サロン」を運営しています。
複十字病院乳腺科患者会「秋桜の会」について

※お問い合わせ先
乳腺科患者会「秋桜の会」事務局
Tel:090-4373-7840
Mail:cosmos210.alhp@gmail.com

当センターは、多摩地区において、都心のブランド病院に劣らない質の高い医療の提供を目指して、増え続ける乳がんに対して日々の診療に取り組んでいます。

医療機関の皆様へ

当センターは、乳がんを中心とした乳腺疾患の診断と治療を行っています。
乳がんの診断においては、最新の機器(マンモグラフィー、超音波検査、MRI、マンモトーム、CT、PET/CT、γカメラなど)を備え、がんの的確な診断と手術術式や治療方針の決定を行っています。
乳がん治療においては、ガイドラインに則ったQOL(生活の質)の高い医療を患者さんに提供することを目標に、以下の3つを柱として診療に取り組んでいます。

整容性の高い美しい乳房を残す手術

「内視鏡補助下乳房温存手術(VABCS=Video-Assisted Breast Conserving Surgery)」(2005年開始)および「全乳腺切除術後同時乳房再建手術」(2015年開始)を行っています。VABCSは当院のように一般診療の中で行っている施設は本邦では10施設程度です。現在(2022年末)までに527例行っています。

乳がん術後の後遺症の回避

乳がん術後の患側上肢のむくみや運動制限を軽減する目的で「センチネルリンパ節生検(SNB)」「リンパ浮腫外来」(自費診療)に取り組んでいます。SNBはOSNA法(遺伝子解析法)を導入して乳がん手術と同時に行っており、現在(2022年末)までに約1350例行ってきました。乳がん術後にはある一定の割合で発症するリンパ浮腫に対しても、積極的に取り組んでいる数少ない施設の一つです。

各職種の専門性を生かしたきめ細かい診療ケア

院内においては他科の医師(放射線診断科、放射線治療科、PET・核医学科、病理診断科、化学療法科、緩和ケア科、麻酔科、呼吸器科、消化器科 他)および他の多くの部門のコメディカル(薬剤科、臨床心理科、リハビリテーション科、臨床検査科 他)との連携による「チーム医療」を実践し、院外においては地域の多くの医療施設との「医療連携」の確立を目指しています。乳がんの治療は5年あるいは10年になることも多く、登録医の先生方との連携体制の強化に取り組んでいます。
当センターは、東京都北多摩北部医療圏だけではなく、埼玉県西南部所沢市・新座市の乳がん診療の中核として、単に乳がんの治療の提供だけではなくQOLの高い医療の提供を目指して、増え続ける乳がんに対して日々の診療に取り組んでいます。

診療実績

乳がん手術症例数

2017年 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年
乳がん(乳房温存) 32 36 31 28 22 16
乳がん(胸筋合併全摘) 0 0 2 1 1 1
乳がん(胸筋温存全摘) 71 76 69 79 108 95
合計 103 112 102 108 131 112
内視鏡手術 24 29 20 23 18 12
再建手術 17 12 3 7 18 11
温存率(%) 31.1 32.1 29.7 25.9 16.8 14.3

 

複十字病院乳腺センターの詳細はこちら
※現在、コロナ禍で活動を休止している取り組みもございます。詳細につきましては、「地域医療支援センター」へお問い合わせください。

医師紹介

所属氏名
乳腺センター長
武田 泰隆 (たけだ やすたか)
卒業年次
北海道大学医学部 昭和54年卒
専門分野
乳がんの診断と治療(乳がん内視鏡手術・乳がん薬物治療・チーム医療・医療連携)
資格・学会
日本外科学会 指導医・専門医
日本乳癌学会 指導医・専門医
日本消化器外科学会 指導医
日本消化器内視鏡学会 指導医・専門医
日本がん治療認定医機構 がん治療認定医(指導責任者)
検診マンモグラフィ読影認定医
乳房再建用エキスパンダー/インプラント責任医師
BEST DOCTORS IN JAPAN 認定
所属氏名
乳腺センター 副センター長
伊坂 泰嗣 (いさか ひろつぐ)
卒業年次
杏林大学医学部 平成7年卒
専門分野
乳腺外科
資格・学会
日本外科学会 外科専門医
日本乳癌学会 乳腺認定医
所属氏名
医長
生魚 史子 (いきうお ふみこ)
卒業年次
杏林大学医学部 平成15年卒
専門分野
乳腺外科
資格・学会
日本外科学会 専門医
日本乳癌学会 認定医
乳がん検診超音波検査実施・判定医師
日本がん治療認定医機構 認定医
乳房再建用エキスパンダー/インプラント実施医師
厚生労働省 緩和ケア研修会修了
日本医師会 認定産業医
健診マンモグラフィ読影認定医